まずは、テーマと役割を設定した模擬会議のデモンストレーションからスタート。 社長勅命のコスト削減プロジェクトを命じられた人事部長が、社内主要部門の部長を 招集した会議のファシリテーターをつとめます。ファシリテーターは平山先生、参加 者の皆さんが営業部長経理部長、人事部長、販売物流部長になりきってのデモンスト レーションを行いました。 どのようなプロセスでこの会議を組み立てたのか、ファシリテーターとして気をつけ たことは何か?などの解説をしていただきました。ファシリテーターだけが積極的に 場を進行しなくても、今日の会議の目的、目標、ルールをきちんと事前に示し、参加 者どうしの対話を促すしかけを行うことの大切さを実感することができました。
●『プログラムデザイン概論』の講義
●プログラムデザイン演習
プログラムデザインの大切さ、概要を学んだあとは、「地域内の犯罪防止策」をテー
マに、目的?目標?ルールなどを設定しない状態でのロールプレイを実施。うまく話
し合いが進んだチーム、話がそれたまま議論が拡散してしまったチームなど様々でし
た。
その後、同じテーマで、90分の会議の話し合いのプロセスを作成します。防犯カメラ
の設置を提案する町内会長に対し、反対派もいる中で、どう合意形成をしていくか、
今日の会議の目標(ゴール)をどう設定するか、目標を達成するためのプロセスとは
何か?をみんなで考えていきます。
●総合演習(ファシリテーション実践演習)
総合演習では、これまでに学んだことを総動員して「大雨による浸水が発生し、避難
してきた6家族がこれから避難所生活を送るにあたってのルール決め」という設定の
もと、30分間の会議のプログラムデザインを作成し、作ったプログラムデザインをも
とに実際に話し合いを行いました。
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