10月8日(土) 福岡女子大学釈迦院学び直しプログラム「イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム モジュール3「イノベーションを実践する」対面授業1日目が行われました。
モジュール3では、それぞれの課題や問題意識に向き合い、テーマごとに編成されたチームでプロジェクトを進めていきます。
初日の今日は、レゴ®シリアスプレイ®を用いて各自のテーマの深掘りを行っていきます。
冒頭、モジュール3のオーガナイザーである九州産業大学の聞間理先生から、プロジェクトの進め方についての説明がありました。
聞間先生からは、こんなお話がありました。
「モジュール3では、プロジェクトとしての成果も大切ですが、それ以上に大切なのは、みなさんが何を学んで、これからどうしていきたいのか?を展望できていることです。
モジュール3では、今までの学びを動員してイノベーティブな成果を導き出していきます。
プロジェクトは、ひとりでは取り組めません。多様な人との対話を通じて合意形成をしていく過程ではモジュール1で学んだファシリテーションのスキルが必要になります。
モジュール2では、本当に必要なもの、本当の課題は何か?を掘り下げていくために、ユーザーの視点に立つことが大切なことを学びました。
プロジェクトには苦しい時期がありますが、時には後戻りしたりしながら、プロジェクトの存在?目標?活動を常に問い続けていくことが大切です。」
4か月に渡ってのプロジェクトがスタートです!
最初は、レゴブロックの取り扱いに慣れることから。
配られたブロックを全部使ってタワーを作ったり、乗り物を作ったり、チームメンバーをイメージしたモデルを作ったり???を繰り返します。
レゴ®シリアスプレイ®では振り返りが重要です。作ったモデルをチーム内のメンバーに説明します。
メンバーからの質問やポジティブなコメントを受けて、さらに作ったモデルの意味づけを行っていきます。
「選んだブロック10個で乗り物を作る」というお題では、「集まったメンバーでプロジェクトを実行するのと近いかも!なんとか工夫してそれぞれのブロック(人)の特徴を生かしながら形にしていくのは似ているかも!」という感想が聞かれました。
午後からは、自分自身の関心ごとや興味を掘り下げていきます。
今、自分が関心を寄せていることをレゴで表現します。モデルを作成したら、チーム内にシェア。テーブルを移動しながら、全員分のモデルの説明を聞いていきます。
全員のモデルがシェアできたあとは、関心ごとが似ているモデルどうしでチームを仮編成。チームを編成するときに大切なのは、自分自身がその内容やテーマに納得できるかどうかです。
聞間先生からは「妥協は禁物、自分が納得できるテーマでないと絶対に萎えます。今は絶対に妥協しないこと。」と説明がありました。悩み考えることしばし???、教育、物づくり、コミュニケーションなど5つの仮チームが編成されました。
ここから、チームでのモデルづくり、テーマ探索が始まります。
仮チームができた後は、チームで一つのモデルづくりをしていきます。持ち寄った、各自の関心モデルを1つにまとめます。
その後、各自の「現在のわたし」モデルをひとつにまとめます。この問題に、私自身がどう関わるのか、どう貢献できるのかを可視化していきます。
2つのモデルを作ったあと、これから何をするかを考えていきます。
最後にクラス全体でシェア。
プロジェクトを問い直すことは、課題を問い直すことでもあります。今日つくられたチーム、テーマもプロジェクトを進めていく上では分裂したり、離脱したり、統合したり、テーマを変更したりと形が変わっていくことも大いにあります。自分自身が納得してそのテーマに取り組めるのか?プロジェクトを問い続けることが、プロジェクトを推進していく上でとても大切なことなのです。
次の授業では、さらにテーマを深掘り、探索していきます。
「Bon Voyage? 学びの旅を楽しみましょう!」