12月19日(土)福岡女子大学社会人学びなおし大学院プログラム「イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム」モジュール3の最後の対面授業が行われました。
冒頭、聞間先生からこれまでの皆さんの活動を振り返り、リサーチやアイデアの検討など、少しずつ皆さんの気持ちがカタチになってきているのでは?とコメントがありました。
これまで、インタビュー&リサーチを行い、プロジェクトにかかわるひとたちを可視化し、問題の構造をあぶりだしてきましたが、いよいよ今日は事業モデルのカタチを捉えることをテーマに演習を行います。ビジネスモデルキャンバスを使ってのワークが始まります。
プロジェクトごとに自分たちのアイデアを「ビジネスモデルキャンバス」を使って、論理的に考えていきます。
まずは、どんな価値をだれに提供するのか? 価値提案と顧客セグメントを考えていきます。初めて目にするビジネスモデルキャンバスに四苦八苦しながら、要素を洗い出し、埋めていきます。
「自分たちの考えていることが腑に落ちているかどうか、自分の感覚を大事に!」との聞間先生からのアドバイスを受けて、各プロジェクトごとにワークを行います。
午前中は、「価値提案」「顧客セグメント」「チャネル」「顧客との関係」「収益に流れ」を検討。ここまでを全体に向けて共有、発表します。
復職者に対するメンター制度の”人材バンク化”、里山の過少利用問題に取り組む”しいたけプロジェクト”、外国人技能実習生が実習終了後にも継続して活躍できる仕組みづくり、高齢男性の社会参加が地域の活性化につながる!?、佐賀の魅力の発掘と発信など、ビジネスモデルとしてはこれからより一層磨き上げていく必要はありますが、興味深いアイデアがいくつも出てきています。
午後も引き続き、ビジネスモデルキャンバスを使ってビジネスの枠組みを作ります。
もっとも重要な活動は何か?活動に必要なリソースは何か?自分たちだけでは実現できないものをどう調達してくるのか?アイデアを実現していくのにどのくらいのコストがかかるのか????各項目間のつながりを意識しながら、自分たちのアイデアを具体化していきます。
ビジネスモデルキャンバスを埋め、最後に全体に共有します。質問やアドバイス、チーム内での対話、討議を経て、アイデアが変化したチーム、そもそもの問題意識に立ち戻って考えるチームなど、「脳から音が出るほど」考え、議論をした1日でした。
これで1年間のすべての対面授業が終了です。このあと、2月6日の最終成果発表会までの間は各チームに分かれて、引き続き、サービス試行や試作品作りなどアイデアのプロトタイピングを行います。
最終成果発表では、「プレゼンでは“成果”報告よりも、プロセスのなかでの学びと成長の物語を語ってください。みなさんが、プログラム修了後も自らの力で、力強く進み続けるだろうとの確信を聞き手が 感じられることが何よりも大事なことです。」と聞間先生からのメッセージ。2月6日はどんな発表になるのか楽しみです!
<お問い合わせ>
福岡女子大学 地域連携センター 女性学び直し担当
manabi@fwu.ac.jp
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