福岡女子大学 社会人学び直しプログラムのモジュール2「リーダーシップを発揮する」が開講しました。
モジュール1では、リサーチを通じて新たな課題を発見し、アイデアを創造するデザイン思考、システム思考を学びましたが、モジュール2では、他者を巻き込み、実現に向かっての推進力となるファシリテーションについて学びます。
冒頭、松田美幸学長特別補佐より、開講にあたって、経験学習サイクルを例に、大人の学びは振り返って持論化していくことが重要というメッセージをいただきました。
松田美幸学長特別補佐の講話の様子
続いて、講師の株式会社トライローグ 平山猛氏より、この講座では
?ファシリテーションの基本スキルを理解
?会議やワークショップを実践できるようになる
?自分なりのスタイルで、チームや組織を動かすための第一歩が踏み出せるようになる
を目標(ゴール)であるとご提示いただき、ファシリテーションとは新しい形のリーダーシップであることなど、ファシリテーションの概論をご説明いただきました。
自己紹介を兼ね、事前課題の共有を行い、その後、チーム内のコミュニケーションのあり方を体感するワークを実施。
チームメンバーそれぞれが持つ限られた情報を集め、整理し、ひとつの情報にまとめあげます。それぞれ持っている情報はシンプルで簡単なものなのに、いざ、言葉だけでまとめようとするととても難しい???。実際の仕事の現場でも、限られた情報の中でチームを形成し、方向性を示さなければならないことは、よく起こります。
情報共有の大切さ、意見を言いやすい雰囲気など、実際の仕事の現場でも活かせそうな視点がたくさん出ていました。
午後からは、傾聴のペアワークに続いて、実際に”会議を可視化する”ファシリテーション?グラフィックの実習を行いました。
ファシリテーショングラフィックははじめて、という人も多くいましたが、議論の内容を書き出すことによって、議論がどんどんと可視化されていきました。
実際の会議をファシリテーションしている様子を観察することは、実はあまりありません。
平山先生がファシリテーター、モジュール3でグループ演習にご協力いただく九州大学の佐藤剛史先生がグラフィッカーとなって、ファシリテーショングラフィックのデモンストレーションを行いました。
最後に、質疑応答、全体の振り返りを行い、一日目が終了しました。
この授業は、実践、演習が中心となります。演習のあとには必ず振り返りを行い、クラスメイトの意見や視点を取り入れながら、実践するための「持論化」を意識的に行っていきます。
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福岡女子大学 地域連携センター 女性学び直し担当
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