5月25日(土)「イノベーション創出力を持った女性リーダー育成プログラム」モジュール1「ワークショップをデザインする」対面授業2日目が行われました。
まずはじめに、Day1で学んだワークショップの意義、「場づくり」「デザイン」「問いを練り直す」の振り返り。前回講義の課題、Day1で学んだことや気づきを一人一人が言語化したものを共有します。同じ講義を受けていても感じ方は、多種多様。中にはネガティブな表現も…。それは決して悪いことではありません。素直に意見を出し、他者の意見を共有する中、「自分が大切にしたいことは大切に」していきます。
チェックイン
2日目ということもあり、一歩踏み込み一人1分で「ちょっとした秘密」「今の気持ち(今日の期待)を共有。一歩ふみこんだことを知ることで、お互いに距離が縮まります。
ワークショップをつくる「決める」
全員で、講義資料、「シニア人材採用力向上セミナー」のちらしを題材として、改善した方が良い点、良い点をあげていきます。日時、参加費無料がわかりやすいという意見がある一方、「何をするか分からない」「写真の人は講師なの?誰?」という根本的な指摘もあがります。様々な意見を共有。チラシを作成する際に、大切な情報を学んでいきます。
これを受け、グループワーク開始。持参したワークショップのチラシから、1枚を選び改善点、不足点をあげていきます。そして共有。参加者の視点を忘れず、「問いを練り直す」ことの大切さを学びます。
ワークショップをつくる「目的を探る」
次に「ワークショップを企画するときの目的」の大切さを学んでいきます。
目的が漠然とした「参加者150人、同窓会(懇親会)を楽しく盛り上げてほしい」というワークショップの依頼が来たとき、どういう情報を主催者に確認することが大切なのか意見をだしあいます。いつ、どこで、同窓会の予算等も確認が必要ですが「楽しく盛り上げる」の「楽しい」とはどういうことか?ワークショップをおこなう「目的」に立ち戻ることことの大切さを学びます。
ランチ休憩後、二人ペアで体をほぐし....
午後から本格的にワークショップを企画していきます。
ワークショップをつくる「組み合わせる」
午後からは、3人1組でワークショップを作っていきます。一人一人の「興味関心のあること」「できること」をあげ、共有し、全員の興味、できることがはいったワークショップを作成します。その後、他のチームより愛のあるフィードバックを受け、練り直します
他者の視点を受け、3人で作り上げたワークショップはより洗練されたものに
できあがったワークショップは以下の4つです。
?これから1人旅を安心して楽しみたい人のためのアドベンチャープランの作り方
?はじめて登るみんなでおいしく山DEごはん
?東京オリンピック時に来福される海外の方へのおもてなし会議
?こころとからだを整えるプチ女子会
?俳句で国際交流をしよう
?よかもんOMOTENASHI ビジネスワークショップ
Name the World
たくさんあるじゃがいもの中から一つえらび、観察する時間が短いとき、長いときなどを比較、見ることを通し、「世界」を認識すること、どれくらい見えているのかを感じていきます。じっくりみることで愛着がわき、じゃがいもに名前をつけたくなるとの意見もありました。
最後にモジュール1「ワークショップデザイン基礎」2日間で学んだことをじっくり1人で、思い思いの場所で、学んだこと、気づいたことを振り返ります。
最後にまとめと振り返り
2日間で学んだことを共有します。
「自分の好きなことをベースに3人でワークショップをつくることの楽しさ」「多様な意見を受けとめ、練り直すことの発展性、広がり」「AとBを組み合わせることでCになる、または、AorBの選択が、他者の意見からA’B’に変化することの発見等」の意見を共有しました。多かったのは、この場で学んだことを会社で活かしたいという意見。
その中で、講義を進める岸先生より「会社に持ち帰ることも大切だが、この場を楽しんでほしい」という、温かいアドバイス。今、この時を共有している、ありがたさを改めて感じました。吉次先生とは今日でお別れです。2日間あっという間の時間でした。ありがとうございます。