日本やアジア、欧米など、さまざまな国、地域の言語や文化を理解し、国際社会の仕組みを究明していきます。併せて、学んだ知識を世界へ発信するための外国語によるコミュニケーション能力を身につけ、文化交流、国際協力、ビジネス分野などで国内はもとより海外の国や地域において広く活躍できる人材を育成。多様な学科科目の中から、興味?関心に応じて、人文科学?社会科学の両面から専門的かつ柔軟にアプローチできるところが大きな特色です。
国際教養学科では、2年次前期終了時に下記の5コースの中から履修コースを選択します。
国際社会の多様性を尊重する姿勢と、グローバル化する世界を相対的に捉えることができる思考力を持ち、日本文化を世界に向けて発信できる人材を育成します。そのために、日本の文化と歴史について広く学ぶ科目を置き、その上に、日本文学、日本語および日本語教育関連の専門科目を設けます。この科目群を中心に学んだ学生の進路として、マスコミ関連企業、文化交流団体、日本語教師、国語教員等が想定されます。
今日のグローバル社会を牽引してきた欧米地域(特に米、英、EUでの存在感を増している独、仏)の文学、言語、思想、歴史を幅広く学び、現代国際社会を動かしている原理を文化的観点から多角的に捉え理解する分析力と思考力を培います。欧米社会について学ぶことで、相対的に日本をみる視点を同時に養います。多元的視野と高いコミュニケーション力をあわせもち、国際社会で活躍できる人材を育成します。国際機関、国際企業、公的機関や企業の国際部門、マスコミ関連企業、旅行観光業、英語教員等の進路が想定されます。
中国語、韓国語の語学力を養成するとともに、東アジアの文化、社会に関する専門科目を学び、日、中、韓を中心とする国々についての知識と、それらの国の関係について理解します。これによって日本と中国、韓国との間に立って仲介?交渉する基盤的能力を養成し、文化、政治、経済の交流に貢献できる人材を育成します。国際機関、文化交流機関、旅行企業等が進路として想定されます。
国際政治、国際開発?国際協力に関する事柄を学び、グローバル社会における民族、国家の成立とそれがもつ意味、それらの多様性、相互の関係、その影響を理解します。これによって、国際間の問題を巨視的に見る能力と、日本と外国との間に立って交渉する基盤的能力を培います。国際機関、海外の国々と交わる行政機関、文化?人材交流機関、国際企業、マスコミ関連企業等が進路として想定されます。
国際社会、国際文化の基盤的知識を養うとともに、国際経済、国際的なマネジメントに関する教育を行って、日本と外国の経済システム、経済関係と組織経営に関する知識を養成します。これによって海外との経済交渉力や、企業での管理能力を育成する。日本と交易する企業や、経済交流機関等が進路として想定されます。