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講師
竹内 亮タケウチ リョウ略歴2012年 3月 同志社大学 経済学部 卒業2014年 3月 京都大学大学院 経済学研究科 博士前期課程 修了 2015年 10月 ベトナム国家大学ハノイ校工科大学留学(2016年4月まで) 2018年 3月 京都大学大学院 経済学研究科 博士後期課程修了 博士(経済学) 2018年 4月 福岡女子大学国際文理学部 特別研究員および非常勤講師(2019年3月まで) 2019年 4月 茨城大学地球変動適応科学研究機関 助教(2020年3月まで) 2020年 4月 福岡女子大学国際文理学部 講師 取得学位博士(経済学)研究テーマ①人間の経済活動によって形成、維持される自然環境(二次的自然)の持続可能な管理方法と有効活用②ベトナムを中心とした途上国農村の生活の変化と自然環境の変化 研究概要本研究室では、自然環境のなかでもとくに里山や里海とよばれるような経済活動によって形成され、維持されてきた自然(二次的自然)、それらにより形成される景観の持続可能な保全方法について研究している。二次的自然は人間の経済活動に利用されることにより保全されることが大きな特徴である。原生自然の場合、人間が利用しないことにより保全されること比べて大きく異なる。1950年代からの高度経済成長期に生活様式や農林業に大きな変化が生じた結果、薪や野草などの二次的自然における自然資源が急速に利用されなくなった。そのため、自然資源利用の不足によって森林荒廃などの環境問題が引き起こされている。このような問題は、自然資源の「過少」利用問題として、これまで研究されてきた「過剰」利用問題(使い過ぎ)とは異なる新たな環境問題となっている。本研究室は、過少利用問題の解決策について環境経済学の観点から分析を行っている。地域における自然資源の管理や利用に関するデータは統計資料にまとめられていない部分も多い。そのため、当研究室ではフィールドワークにより現場で発生している問題の1次資料の収集、また問題の背後にある質的な因果関係の分析を重要視する。具体的には、福岡県内の森林トレイルといったローカルな自然環境から、阿蘇の草原といった広域環境を主に国内における研究対象としている。 また、途上国においては現在、かつての日本のような高度経済成長がみられる。その中で農村部の自然環境がどのように変化しているのか、かつての日本と同様に過少利用問題の兆候が確認されるのかについて研究を行っている。過少利用問題と関連して、家畜のし尿を利用したバイオガスを中心とした、途上国農村部における資源利用の高度化についても研究を行っている。海外の研究対象としてベトナム北部の紅河デルタ地域、南部のメコンデルタ地域において研究活動を行っている。 主要研究業績等
学会発表
関連専門分野エコロジー経済学、環境経済学所属学会環境経済?政策学会以下研究会 コモンズ研究会 外部資金の獲得状況科学研究費等実績)2018年度 研究活動スタート支援 「ベトナムにおけるバイオガス利用のCRE化に向けた実証研究」課題番号:18H05684 2022年度-2023年度 基盤研究C(分担)「先進国型コモンズにおける過少利用問題に関する国際比較研究」課題番号:20281408 2023年度-2024年度 若手「地域の担い手の消失が自然保全ボランティア活動に与える影響の解明」課題番号:23800724 受賞歴
担当講義科目学部
活用可能な分野(社会への貢献等)農村における景観保全、少子高齢化の中でどのように地域の自然を管理するか、自然資源の有効活用方法の開拓。ベトナム農村部、都市部環境問題に関係するビジネス展開。研究者としてのニーズ地域における自然保全、自然資源活用に関係するアクティビティ。ベトナムを中心とした東南アジア農村部における自治体、企業の関与。など関連領域
高校等への出前講義テーマ私たちの生活と環境問題のかかわりについて、身近な自然の重要性と管理方法についてなど |
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