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研究者詳細情報
国際文理学部 国際教養学科
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教授

深町 朋子

フカマチ トモコ

略歴

1992年 九州大学法学部卒業
1994年 九州大学大学院法学研究科修士課程修了
1998年 九州大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学
1998年 福岡国際大学国際コミュニケーション学部?専任講師
2011年 福岡女子大学国際文理学部?准教授
2021年 福岡女子大学国際文理学部?教授、福岡女子大学副学長

取得学位

修士(法学)

研究テーマ

領域に関する国際法の研究

研究概要

グローバリゼーションの進行する今日においても、領域が依然として国家の基盤であり、国民のアイデンティティ形成にも密接に結びついていることをふまえて、国際法のなかの領域法分野について、(1)国家が領域におよぼす領域主権や、一定地域の国家への帰属を根拠付ける領域権原など、領域法の基礎的概念の再検討、(2)領域紛争および国境画定紛争の判例?事例研究などを行っている。

主要研究業績等

  • M. Yanagihara and A. Kanehara (eds.)(2024) Japan's Territory under International Law (Brill)(担当:Application and Evaluation of “Pre-modern/ Non-European Territorial Control” in International Courts and Tribunals)
  • 深町朋子(2023) 「18世紀後半から19世紀初頭のインドにおける割譲条約の実像:インド領通行権事件(国際司法裁判所)判決を手がかりに」 明石欽司?韓相煕(編)『近代国際秩序形成と法:普遍化と地域化のはざまで』(慶應義塾大学出版会)所収
  • 柳原正治?兼原敦子?森川幸一(編)(2022) 『プラクティス国際法講義[第4版]』 信山社(担当:「第12章国家領域」「第15章その他の地域および空間」)
  • 深町朋子(2022) 「国際裁判における『前近代/非欧州の領域支配』の援用と評価」 柳原正治?兼原敦子(編)『国際法からみた領土と日本』(東京大学出版会)所収
  • 深町朋子(2021) 「主権者としての(à titre de souverain)行為ーペドラ?ブランカ事件」 森川幸一?兼原敦子ほか(編)『国際法判例百選 第3版』(有斐閣)所収
  • Seokwoo Lee (ed.)(2021) Encyclopedia Public Internationa l Law in Asia (Brill)(担当:"Takeshima Island", "Senkaku Islands", "Possession and Administration of Minor Islands")
  • 深町朋子(2019) 「ロシアと領土問題:違法な領域取得の不承認をめぐって」 論究ジュリスト2019年夏号
  • 深町朋子(2018) 「領域に関する原始権原:領域権原論は何をどこまで扱うのか」 法学セミナー2018年10月号
  • 深町朋子(2011) 「北極における領有?境界問題の展開―陸地と大陸棚を中心に―」 国際法外交雑誌110巻3号

学会発表

  • (2011) 「北極における領有?境界問題の展開―陸地と大陸棚を中心に―」 国際法学会2011年度(第114年次)研究大会

所属学会

国際法学会
世界法学会
国際法協会日本支部
九州国際法学会

外部資金の獲得状況

2021年度~ 科学研究費 基盤研究A(分担)
2016~19年度 科学研究費 基盤研究B(分担)
2011~14年度 科学研究費 基盤研究B(分担)
2011年度 EUIJ九州 EU研究助成金
2008~10年度 科学研究費 基盤研究C(分担)
2005~07年度 科学研究費 基盤研究B(分担)

担当講義科目

学部

担当科目 開講期 開講年度 内容
卒業研究演習 通年 2019年度
国際関係演習 通年 2019年度
国際法 1Q 2019年度
国際社会とジェンダー 1Q 2019年度
ジェンダーと法 3Q 2019年度
国際関係文献講読Ⅰ 3Q 2019年度

活用可能な分野(社会への貢献等)

国際理解教育

関連領域

  • 社会システム
  • 国際交流
 

キーワード

国家領域, 領域紛争, 国境画定紛争

高校等への出前講義テーマ

海と日本と国際法―海洋国家日本をとりまく諸問題
国際紛争を平和的に解決するには―国際裁判について知ろう

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