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　福岡女子大学に合格された皆さんの満足感と達成感の漂う中で、輝かしい新入生の皆さん、御入学おめでとうございます。「国際感覚を備えた女性リーダーの育成」を大学の教育理念とする福岡女子大学の一員になられた学部学生２４６名、大学院学生１６名の皆さんを心より歓迎致します。通常の形式で入学式を行うことができませんでしたので、理事長?学長の入学式での式辞に替えて、文章の形で皆さんに御入学の慶びとメッセージを伝えたいと思います。

 

　皆さんが入学された福岡女子大学の歴史を説明しましょう。福岡女子大学は、1923年（大正十二年）に福岡県立女子専門学校として設立されました。日本で最初の公立女子専門学校です。女子専門学校の伝統は、1950年に県立福岡女子大学に引き継がれました。福岡女子大学は、2011年度より大幅な教育改革を行い、「国際感覚を備えた女性リーダーの育成」という教育理念に焦点を絞った大学となり、近年は、教育と人材育成で著しい発展を遂げてきました。卒業生数は福岡県立女子専門学校の開学以来、13,850余名に及び、社会的に活躍しておられる多くの人材を輩出してきました。近年発表されている女子大学ランキングでは、関東の２つの女子大学と福岡女子大学の３校で、ここ数年、１～３位を競っています。教育分野で改革の目覚ましい福岡女子大学の一員となったことに誇りを持ち、勉学、研究、地域?社会貢献、国際活動に励んで下さい。

 

　入学して4年間で約75％が外国での勉強を体験します。2018年から日本の大学でも稀な「感性授業」をスタートし、また同年に、全学一斉クォーター制になっています。福岡女子大学では、このクォーター制を活用して、2019年より授業理解度の深化を提案しています。これらを含む他の大学と区別?差別を明確にした福女大「ユニーク」は、遠隔（Web）で行うオリエンテーションで説明します。

 

　教育?国際分野で改革の目覚ましい福岡女子大学の学生という誇りを持ち、何事にも自分の意見を持ち、積極的、建設的な行動の取れる成熟した社会人に成長することを願って、メッセージと致します。

 

「社会での行動は、自分自身で決定し、責任を取る人間になろう」

 

　令和二年四月

公立大学法人福岡女子大学

理事長?学長　梶山千里

 

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