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- 2014.12.24
- 本学、書道部の学生が、第70回福岡県美術展覧会、第40回小倉城扇子?短冊書道展、及び第40回記念西日本書美術展に作品を出品し、特別賞等を獲得いたしました。
本学、書道部の学生が、活動の一環として第70回福岡県美術展覧会に漢字部門に5点の作品、第40回小倉城扇子?短冊書道展の扇子部門に6点、及び第40回記念西日本書美術展に2点の作品を出品し、特別賞等を獲得いたしました。
詳細は、下記のとおり。
【大会名】
第70回福岡県美術展覧会
【日付】
平成26年9月
【主催】
福岡県立美術展覧会実行委員会(福岡県立美術館、福岡県美術協会、朝日新聞社)
【結果】
?漢字部門
国際文理学部国際教養学科2年 田中光 入選
<作品名>
江亭
<作者>
杜甫
<白文>
坦腹江亭暖 長吟野望時
水流心不競 雲在意倶遲
寂寂春將晩 欣欣物自私
故林歸未得 排悶強裁詩
<意味>
腹ばいになってあばら家に臥して/、田園を眺めながら詩をうそぶけば、川の流れに心を委ね、雲と同じようにゆったりと時を過ごせる。
春が静かに暮れ去ろうとしている、万物はみな自然のままだ、故郷に帰ることができないので、その悲しみを忘れるために詩でも作ろうと思うのだ。
<作品>
【大会名】
第40回小倉城扇子?短冊書道展の扇子部門
【日付】
平成26年9月
【主催】
小倉城
【結果】
?扇子部門
国際文理学部国際教養学科4年 尾崎澪 小倉城賞(特別賞)
<作品名>
南楼望
<作者>
盧僎
<白文>
去国三巴遠
登楼万里春
傷心江上客
不是故郷人
<意味>
国を離れて 遠い三巴の地にやってきた
楼に登れば 見わたす限りの春景色
川岸に独り佇む私が 目にする人々は異郷の人
故郷を離れた淋しさが 胸一杯に満ちてくる
<作品>
国際文理学部国際教養学科2年 嶋村美穂 天守閣賞(特選)
<作品名>
春夢
<作者>
岑参
<白文>
洞房昨夜春風起
故人尚隔湘江水
枕上片時春夢中
行盡江南數千里
<意味>
ゆうべ奥の間に春風が吹き込みました。
いとしい人はまだ湘江の水をへだてた彼方にいます。
私は枕の上でしばしの春の夢のうちに、
江南数千里の道を歩きつくすのです。
国際文理学部国際教養学科2年 田中光 筆塚(秀作)
<作品名>
雨収花竹涼
<白文>
雨収花竹涼
<意味>
雨上がりの後の花や竹の美しさは、暑さを忘れさせてくれる。
国際文理学部食?健康学科2年 小山佳菜子 天守閣賞(特選)
<作品名>
福如雲
<白文>
福如雲
<意味>
福が雲のごとくどんどん湧いてくる
国際文理学部国際教養学科1年 城戸優鈴 天守閣賞(特選)
<作品名>
静夜思
<作者>
李白
<白文>
牀前看月光
疑是地上霜
擧頭望山月
低頭思故郷
<意味>
静かなよる、ふと寝台の前に、そそぐ月の光を見るとその白い輝きは、まるで地上に降りた霜ではないかと思ったほどであった。そして、頭をあげて山の端にある月を見て、その月の光であったと知り、眺めているうちに故郷のことを思い、うなだれて灌漑にふけるのである。
国際文理学部国際教養学科1年 小柳里奈 湧金(入選)
<作品名>
雲外蒼天
<白文>
雲外蒼天
<意味>
困難を乗り越え、努力して克服すれば快い青空が望める。
【大会名】
第40回記念西日本書美術展
【日付】
平成26年12月
【主催】
西日本書美術協会
【結果】
?漢字部門(新人部門)
国際文理学部食?健康学科3年 有森らな 選抜作家推薦賞
<作品名>
江上
<作者>
王士禎
<白文>
呉頭楚尾路如何
烟雨秋深暗白波
晩趁寒潮渡江去
滿林黄葉雁聲多
<意味>
呉から楚へと渡っていく路はどうであろうか。
霧雨はたちこめ、秋は深く、白波は暗くさざめく。
夕暮れに、寒々とした流れに乗って大江を渡ると
辺り一面 林には黄葉が満ち、雁の声がしきる。
国際文理学部国際教養学科2年 嶋村美穂 選抜作家推薦賞
<作品名>
登總持閣
<作者>
岑参
<白文>
高閣逼諸天
登臨近日辺
晴開万井樹
愁看五陵烟
檻外低秦嶺
窓中小渭川
早知清浄理
常願奉金仙
<意味>
高殿は二十八天に逼るほど高く
登れば日輪に近づく
晴れた空の下一望する長安の街
愁えて眺める五陵の街の霞む色
欄干のそとに秦嶺は低くつらなり
窓枠になかで渭水の野は小さい
清浄の教えの事はかねて私も聞いていた
み仏に仕える事をいつも心に念じていよう