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- 国際セミナー「インドの社会と女性問題」を開催しました
- 2012年5月10日に、福岡女子大学多目的ホールにて、インド国立環境工学研究所（NEERI：The National Environmental
Engineering Research Institute）の副所長サディハナ ラヤル博士（Dr.Sadhana Rayalu）による国際セミナーを開催しました。セミナーには、教職員、学生、一般の方など、多くの方にご参加いただきました。
- サディハナ ラヤル博士は、インドでは、独立前に比べると社会における女性の待遇は大きく変化し、女性も義務教育を受けられるなど良くなってきてはいるものの、依然として農村部では、女性への教育に対し肯定的ではなかったり、男性を優先的に雇用する場合が多いなど、男性中心の社会で女性は苦しんでおり、国が対応策を講じていることを説明されました。また、博士ご自身は、職場において女性として差別されたことはないものの、インドでは、未だ管理職の女性が少なく、今後、多くの女性が責任ある地位に就くような機会を与えられるべきである、と語られました。
加えて、インドの農村部では何百年も前から畑のゴミをリサイクルするなど、知らず知らずのうちに環境にやさしい取り組みを続けている一方で、女性はなかなか家の外に出られないため、家の中の悪い空気等の影響で健康被害が発生しており、インド国立環境工学研究所では、その防止策の開発に取り組んでいることもご報告なさいました。
- これらの講演を受け、質疑応答では、来場者から熱心な質問が寄せられ、和やかな雰囲気のうちに終了しました。
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