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活動報告

8月25日 第3回 アートマネジメント講座「現場体験の振り返りと企画について」

2018年08月28日活動報告

8月25日土曜日、第3回アートマネジメント講座を開催しました。
 
この日の内容は、宗像市内の小学校の特別支援学級での現場体験振り返りと、企画案提出に向けた、企画についてのお話しです。 


振り返りでは、7月18日の現場体験、アートムジカと子どもたちと、音楽とアートを楽しんだ時間に加え、これから企画を考え、実施する受講生のみなさんにとっては、身になる話し……裏側であった経緯を事業マネージャーの古賀さんよりお話ししました。



楽しい時間を迎えるために、裏ではたくさんの話し合いや準備が重ねられていました。
アーティストの方々、学校関係の方々、橋渡しをしてくださる方々、いろいろな立場の方たちと、子どもたちと一緒にアートを楽しむ時間のイメージを共有し、様々なことを想定しながら準備をし、思いがけないこともどうにか解決していく……アートマネジメントが、大変で、楽しく、やりがいがあることが伝わったのではないかと思います。

 

裏側のお話しを聞いた後は、グループに分かれ、感想を共有しました。
現場体験に都合で参加できなかった受講生も、同じグループの人たちから、具体的にいろいろな感想が聞けたようです。

この講座には、アートやアートマネジメントへの関心がきっかけで参加している方、障がいのある方との関わり、多様性を認める社会づくりに関心がある方、実際にそれらに関連した仕事をしている方、ボランティアなどで関わってきた方、これから始めたいと熱意をもっている方、それぞれに様々な背景や動機を持った受講生が集まっています。
同じように現場体験をしても、視点や感想も様々。
それらをわかち合う時間を過ごせることに、大きな価値を感じる振り返りとなりました。



 
後半は受講生による企画の提出を前に、企画についての詳しい説明を行いました。

まずは事業マネージャーの古賀さんより、企画とはなにか、企画に必要なものとは何か、企画を相手に理解してもらうだけではなく、共感を呼び、実現していくには何をどう伝えればいいのか、企画についてと企画書についてお話しました。

次に、今回のアートマネジメント講座の中で提案してもらう企画の条件、実施する企画の選定のポイントについてもお伝えしました。

条件は「宗像市民を中心とした地域住民を対象とすること」、「障がいとアートをテーマとすること」。
選定のポイントは、実現可能で、他の受講生と一緒に実施できて、社会的にも意義があって、実施した後も広がりを持ち、アイデアとしておもしろいものであること。
とても高いハードルです。
それぞれどう向き合い、どんな企画が現れて形になっていくのか、本当に楽しみです。



今回の中心ターゲットが住む宗像市については、当事務局メンバーの宗像市役所 文化スポーツ課 愛月さんから説明がありました。
宗像市がどのようなところかという話だけではなく、宗像市の文化行政、「文化芸術でもっと宗像が好きになる」という目標に向けての様々な取り組みについてもお話してもらいました。

文化芸術のまちづくりに向かう宗像市の、この目標を叶えるためのひとつの動きとして何ができるか…。
受講生のみなさんには、宗像というまちで、そこで暮らす人たち、そこを訪れる人たちのためにアートで何ができるか思い描いて、魅力的なアイデアを出してもらいたいです。
 
 
次回の講座は2度目の現場体験。
見て楽しむだけではなくて、その時間のための様々な積み重ね、裏側も意識し、マネジメントする側の立場に立って、また違った感じ取り方ができるのではないかと思います。
また、仲間である他の受講生の視点を知ったことで、より豊かな学びを得られるのではないでしょうか。
 
そしてその次の講座では、企画を決定し、いよいよ実施に向けて動き始めます。
 
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